お茶に析出した針状結晶

お茶の香りを楽しむために、お茶をアロマポットで焚いていたところ、お茶の葉に針状の結晶が析出しました。お茶にはカフェインが入っているし、カフェインには昇華性があるのでカフェインかなあと思っていました。でも確証はありません。そこでHPLC(高速液体クロマトグラフィー)を使って、カフェインなのか否かを確認することにしました。お茶の葉に析出した針状結晶をピンセットで丁寧に集め(重さを量ったら0.23 mgでした)、メタノールに溶かしHPLCで分析しました。これまでにコーヒーに含まれるカフェインをHPLC分析したことがあったので、その条件で分析しました。その結果、析出した針状結晶は標準品カフェインと完全に保持時間とUVスペクトルが一致しました。これで析出した針状の結晶はカフェインと結論づけることができました。自宅や小中高校ではなかなかできないけど、大学の研究室なら簡単にこんな分析ができます。是非、大学の研究室を学びなどに活用してみませんか?お問い合わせは「お問合せフォーム」からお気軽にどうぞ

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